コンステレーション …… ①

 

先週の面接の結果は不採用だった。

面接して下さった総務課長さんからの誠実で丁寧な結果報告に対して、私の口から思わず出てきた言葉は「分かりました」「残念です」「失礼します」の3つだけだった。……それも我ながら驚くほど冷たい事務的な口調で。

御心のままに等と言っていた自分の本性は意外なところで露呈してしまうものなのだなあ、……と思った。
 

上記した不採用の通知を受けたのは27日の朝。

その日の内にハローワークのインターネットサイトの情報を探し回り、興味を感じた何件かの募集先に電話で詳細を確認してみた。

最終的に、これなら応募してみる値打ちがあると考えられる案件が1つあったので、そこに応募して面接を受けたのが29日。

………という事で、当然の事ながら今は面接の結果待ちの状態。
 

 
ところで、
ハローワークが良いのは募集先の基本情報(事業所名や電話番号など)が明示されている案件が多い点だ。

そうした最も基本的で肝心な情報を派遣業者は秘匿して募集者と応募者の両方を操作している。それらの情報が彼等の利益の源泉になっているからだ。

それらの基本情報を消化した上で彼等流の就職情報をインターネット上に流して応募者を操作しているのだ。

もちろん、募集者にとっても応募者にとっても、彼等が提供している方法の方が簡単で便利な面はある。

特に一定の規格化された大量の労働商品を扱う募集案件に関しては、その方法が最も効率的だとは言えるのだが、………。
 

一方、
募集先に関してハローワークが提供してくれている基本情報を使えば電話で詳細を確認する事だけではなく、他にも募集先に関して様々な事柄を調べる事が可能になる。

特にインターネットのHPを持っている事業所や企業は、かなりの部分まで深く正確に経営の実態を確認する事ができるし、……面白いところではこんな事も出来たりする。

表示されているのは★この歌(動画)★で有名な「証城寺」の駐車場風景。……マウスでドラッグしたりズームアップしたりすると周囲を自由に歩き回ることができる。

これはグーグルマップストリートビューという機能の一例だ。

グーグルマップを使いこなせば募集先の建物や敷地や周囲の環境を右からも左からも上空からも自由自在に調べて回ることができる。
 

尚、
「証城寺」のグーグルマップ画面はこちら。マップの左下にあるボタンをクリックすると航空画面に切り替わり、ズームアップすれば駐車している自動車の一台一台まで確認できるようになる。

こちらは南側を流れている矢那川対岸から「証城寺」を眺めたストリートビュー。

ストリートビューの使い方は★こちら(動画)★

………………………………………………………

以上、
知っている人には何でもない簡単な事だけれど、知らない人も多いようなので余計なおせっかいをしてみた次第。
 

 
要らざるおせっかいをした結果として詳しく書く時間がなくなってしまったので、本題(コンステレーション)についてはリンクを多用して手短に表現してみたい。
 

 
若い頃に様々な宗教をハシゴして回った挙句に私が辿り着いたのはユング心理学であり、ユング心理学を知ったのは河合隼雄の名著であるこの本に出会ったからだったのだが、………

そのユング心理学の基本的な概念の一つにコンステレーションという考え方がある。

最近の私は………特に前回の面接を受けた後あたりから、コンステレーションの流れを自分の周辺に感ずるようになって来ている。

そのような物事の感じ方や物事に対する考え方を上手に表現していると思われる代表的な記事を3例、下記にリンクしておこう。

私の「人生の師」河合隼雄先生へ
「共時性(シンクロニシティ)」とは?~意味ある偶然の一致~
偶然性との対話(1)

前回だけではなく今回の募集案件に対しても上記した3つの記事のような感じ方を現在の私はしている。
 

 
コンステレーションをFX的に説明すると、
相場が大きく動き始める時に現れる特有のチャートパターンのようなものだ、と言えるだろう。

今現在の私は、目の前の状況の奥底に、例えばフラッグとかダブルボトムとかレンジブレークの前のもみあいとか……そういったパターンが見えてきた時のような感じの中にいる。

見えているパターンの形状から値動きの方向はもちろん、値幅なども予想する事ができる。

しかし、読みを誤ってダマシに終わる可能性も十分以上にある。
 

 
いずれにせよ、
自分が感じているコンステレーションを、どのように分析し、そのコンステレーションに対して具体的にどう対応していくかの判断は状況次第で時々刻々と変化していく。

今回の面接に対して感じたコンステレーションの場合、

最も基本的な部分での大きな変化はない。
しかし、それでも面接を受ける前と後ではコンステレーションに対する私の意味づけと対応方針はかなり変化している。
 

面接の場で得ることの出来る情報の量は莫大だ。
事前にインターネットで調べる事が出来ない細部の事情を感じたり読み取ったりする事ができる。

その上で、今回の面接の内容をコンステレーション的にどのように分析し意味づけし理解し対応していくべきか?

この記事もそのような観点から話の方向性とか触れるべき事柄と触れるべきでない事柄といった諸要素について熟考し判断しながら書いている訳なのだが、………
 

 

時間がなくなったのでお話の続きは次回に書く事にしよう。

 

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