………
…第3節…
現代に生きる私達日本人が
創り出さなければならないもの
…第1章…
個人が本当の意味での主人公となる
日本のネクストソサエティへのリンク
リンク切れ通知(別ページ)
この節内の目次
………
…C-1…
日本という国の成功と失敗の歴史と
私達一般民衆の役割
………
…C-2…
現在社会に生きる私達に
与えられている途方もなく巨大な力
………
…C-3…
現代に生きる私達日本人が
創り出せるもの
創り出さなければならないもの
…第1章…
個人が本当の意味での主人公となる
日本のネクストソサエティへのリンク
リンク切れ通知(別ページ)
…C-1…
日本という国の成功と失敗の歴史と
私達一般民衆の役割
タイトルの動画に使った歌を知ったのは
中学生の頃だったような気がする。
………そんなバカな事が、と思いながら、
どこか心に引っかる内容の歌詞だった。
今回の記事を書くにあたって
現在の日本の状態について色々と考えて
いるうちにこの歌を思い出した。
今の日本では
そんなバカな事が確かに起きつつあるのだ
……と今の私はイワツバメの心境で感じて
いる。
或る時期までは正しかった考え方や制度が
次第に現実的でない誤った方向に
人々を導き始めているのに……
…………
その事が理解されないまま
何となく時が流れ、
やがて、
とんでもない事件が起きる事によって
人々は思い知らされる。
近代~現代に至るまでの過去150年の間に
日本は2つの大きな成功を遂げたけれど、
それら1つ1つの成功そのものが
次の大きな失敗を招く根本的な原因とも
なっている。
そのような成功~失敗の第1回目を
日本という国は
明治維新後の発展から太平洋戦争の敗北
に至るまでの約80年に渡って体験した。
幕末の志士達によって成し遂げられた
明治維新という「革命」によって
その後の日本は世界有数の大国へと
成長を遂げる道が開かれた訳なのだ
けれど、………
その成長路線が西洋諸国との軋轢を生み
やがて75年前の敗戦へと繋がって行った。
2度目の体験については
まず最初に★こちらの動画★を御覧
頂きたい。
アメリカが行った大改造によって
戦後日本の経済発展への道が開かれた訳
なのだけれど、………
その経済発展がアメリカとの軋轢を生み
現在まで続く「失われた30年」を招きよせる
原因となった。
…………………………………………………
………以上、
ここまでに申し上げた事で
私が言いたかったのは
「日本という国の成功と失敗の歴史」と
………
「村の人」ならぬ「私達一般民衆」との
奇妙で微妙な関係
………
………についてだ。
2度に渡る成功と失敗の体験の最中に
私達日本の一般大衆は
どんな役割を果たして来たのだろう?
私達一般的な日本の民衆の心は
ほぼ無条件に素直に「お上」の言う事に従う
ように根本的な部分から教育訓練されて
いて、
今までのところ、
………と言うか、今まで2回の体験では
それが結果として良い解決策になって来た
のだ、………と私は考えている。
………のだけれど、
これからはどうなのだろう?
………
………background music………
………
西條八十が作詞した曲
………
象徴派詩人–西條八十
………
★唄を忘れたカナリヤ★
………
★予科練の歌★……★青い山脈★
鉄腕アトムには負けるけど新幹線は2万5千馬力
…C-2…
現代社会に生きる私達に
与えられている途方もなく巨大な力
私達一般的な日本人が
現在の日本に生きている、という
ただそれだけの事で
タナボタ的に享受している
とんでもなく有難いものが幾つもある。
例えば
今から150年以上前に起こった産業革命の
賜物である様々な機械工業製品なんかは
その代表例と言える。
………しかしながら、………
それらの賜物が持っている
途方もなく巨大なパワーについて
深く実感的に理解している人は
極めて少ないに違いない、………………
と私は考えている。
ちなみに★こちらの動画★を御覧頂きたい。
今から120年前までの人類は
この様な移動手段しか陸上では持って
いなかった。
こちらの記事の説明にあるように、
1馬力は馬一頭が発揮する仕事率が基に
なっている単位なのだけれど、………
今日の日本社会で皆さんが普通に使って
いらっしゃる自動車の馬力と重量を
皆さんは御存知だろうか?
例えばこの車の馬力は140馬力、
重量は約1,200kg。
これは140頭立ての馬車と同じ力を持つ
重さ1.2トン乗り物なのだ。
この軽乗用車でも52馬力、700kg。
原付一種のこのバイクは3.7馬力、96kg。
………という事は、
つまり
現在の日本ではほとんどの人々が
120年前の人々には想像もできなかった
とんでもない乗り物を当然自然のように
使いこなしている………という事になる。
…………………………………………………
………というような次第で、
そろそろ
この記事でここまで申し上げてきた事の
単純で分かりやすい結論に入りたいと思う。
………
こちらのページおよび
こちらのページを御覧頂きたい。
今から60年前頃から始まった
モータリゼーションによって
日本人の生活は根本的な部分から変化した。
………いや、
モータリゼーションによって代表される
産業革命の賜物によって
人類、つまり世界中の人々の生活は
根本的な部分から変化したし現在も変化
しつつある。
現代社会に生きている私達は
現代社会に生きているという
その事それだけで150年前、
………いや
僅か60年前の人々には想像もつかない
大変な力を与えられているのだ。
………
日立グループのテレビCM
…C-3…
現代に生きる私達日本人が
創り出せるもの
創り出さなければならないもの
前の項では
現在社会に生きる私達に
与えられている途方もなく巨大な力
………についてのお話をさせて頂いた
のだけれど、………
その場でお話した
途方もなく巨大な力
よりも
更に途方もなく巨大な力
………
………と言うか
それとは全く異なる種類の
途方もなく巨大な力
を
現在の日本社会に生きる私達は既に2つも
与えられている。
1つは
日本国憲法前文に明記されている国民主権
………
もう1つは
情報革命によって与えられた情報収集力
および情報を発信する力
だ。
………ところで、
上の記述の
現在の日本社会に生きる私達は既に2つも
与えられている。
の部分で与えられているという箇所の
文字色にピンクを選んだのには
それなりの理由がある。
これら2つの途方もなく巨大な力は
私達日本人が
自分達自身の意思や努力によって獲得した
ものでは決してないからだ。
………
そんな事を言うなら
前の項で扱った
現在社会に生きる私達に
与えられている途方もなく巨大な力
だって与えられたものじゃないか!
………と皆さんはお感じになる
かも知れない。
確かに、それはそうなのだけれど、………
前の項で扱った
現在社会に生きる私達に
与えられている途方もなく巨大な力と
この項で扱おうとしている
それとは全く異なる種類の
途方もなく巨大な2つの力
との間には大きな決定的な違いがある。
………
前の項で扱った
現在社会に生きる私達に
与えられている途方もなく巨大な力が
既に私達が日常生活で使いこなしている力
であるのに対して
この項で扱おうとしている
それとは全く異なる種類の
途方もなく巨大な2つの力……は
現在の私達が未だ使いこなせずにいる力
なのだ。
………
420頭立ての馬車と同じ力を持つ
重さ1.2トンの車を
現在の私達は日常生活の足として
自由自在に扱いこなしている。
けれども、
この項で扱おうとしている
それとは全く異なる種類の
途方もなく巨大な2つの力
つまり
情報革命によって与えられた情報収集力
および情報を発信する力……は
現在の私達が未だ使いこなせずにいる力
なのだ。
こちらの高校1年生がしている素朴な質問と
それに対する簡潔な答えを御覧頂きたい。
情報革命によって与えられた情報収集力
および情報を発信する力……は
物理的な力とは全く別の種類の力であり、
日本という国および私達一般的な日本人が
それを使いこなすには
420頭立ての馬車と同じ力を持つ
重さ1.2トンの車を
とは全く別の種類の社会システムの構築と
そのような社会システムに支えられた
個人的な努力が必要になる。
………
考えてみて頂きたい。
日本に住んでいる私達一般的な日本人の
ほとんど全ての人々が老若男女を問わず
それなりの経済力と意志さえあれば
車やバイクを所有し、
★それを自由に使いこなせるような社会が★
完成するまでに要した長い年月を。
もう一度こちらのページおよび
こちらのページを御覧頂きたい。
日本という国および私達一般的な日本人は
モータリゼーションの時代を嬉々として
全力で駆け抜けてきた。
しかし今、
現在の日本で
情報革命が与えてくれる
新しい種類の2つの力が持っている
本当の威力を理解し
使いこなしている人は
非常に少ない、と私は感じている。
………もちろん
以前と比べれば変化が起きている。
多くの人々が日常生活の中で
スマホを自由自在に使いこなすように
なってはいる。
それはそれで非常に大きな変化だと
私も思っている。
けれども、
このようなデーターを調べるまでもなく
私が想定している
情報革命によって与えられている情報収集力
および情報を発信する力の
本当の威力を
理解して使いこなしている人は
やはり非常に少ない、と私は感じている。
情報革命によって与えられている情報収集力
および情報を発信する力の本当の威力を
理解して使いこなしている人々
………
そういう人々が増加していって
特に、
この力を
を実際的に行使する手段として
大多数の人々が使いこなすような時が
来たら、
その時からこそ、
★こんな状態★にある現在の
現在の政治・経済情勢を抜け出して
日本という国の
新しく輝かしい発展を遂げる季節が
始まるに違いない。
新時代に於ける世界の中で、………。
ドラッカーは彼の最後の著書である
「ネクストソサエティ」の中で
「産業革命」と
今日の「IT革命」(情報革命)の類似性
を指摘して
今日『IT革命』は『産業革命』に於ける
1820年の段階にあると言っている。
重化学工業が工業の主力となる
第2次産業革命が完了するまで
100年以上の歳月をかけてゆっくりと、
しかし
着実に世界の政治・経済→世界の構造
そのものを根底から変化させて来たのだ。
それに対して、
情報革命の時代はまだ始まったばかりだ。
現在の世界に生きている私達には
想像することさえ出来ない50年・100年後の
世界への創造を目指して。
………
今の私が考えている
現代に生きる私達日本人が
創り出せるもの
創り出さなければならないもの
………とは
そのような意味での状況を日本に生み出す
新しい未来型の社会システムだ。
与えられるのではなく
自らが
世界の新しい未来を創り出す力を持つ国
日本
そのような日本を創り出す事を可能にする
新しい未来型の社会システムの構築を
私は夢見ている。
日本という国は、それを可能にする
独自の歴史と文化を持っている国だ。
特に
この何年かに渡る様々な思考錯誤の果て
に辿りついた個人的な実感として
この事を今の私は確信している。